先月の話ですが、Google AdSenseチームから「新しい広告フォーマットが出来たので試しに使ってみてください」という旨のメールが届きました。
最初そのメールを見た時は、「いよいよ関連コンテンツ広告が一般開放されたか」とぬか喜びしました。関連コンテンツ広告というのは、ブログの関連記事と共に違和感なく広告を表示するフォーマットなのですが、Googleが定める一点の基準を満たしたサイトでしか利用出来ず、このブログでは利用出来ません。
インフィード広告は、記事のフィード(ニュース記事の一覧など)やリスティング(商品やサービスの情報一覧など)内に配信される広告です。外観はサイトのコンテンツに自然に溶け込み、高度なカスタマイズも可能なため、読者にとって違和感の少ない上質なエクスペリエンスを提供することができます。広告であることを明示しつつデザインの統一感も損なわない、優れたフォーマットです。
と、まぁインフィード広告は関連コンテンツ広告とは全くの別物です。「あなたはβテスターに選ばれました」、という感じの件名でメールが届きましたが、関連コンテンツ広告が利用出来ない私に届いたという事は、おそらくほとんどのアドセンス利用者がインフィード広告を利用出来るのではないでしょうか。
試しに広告ユニットを作成してみます。従来の広告と比べるとデザイン面が細かく設定出来ます。
実際にサイトに組み込むと、横幅はサイトの領域に合わせて自動算出されます。インフィード広告は高さを設定すると上手く表示されない可能性があるという注意書きがあったので、高さは自動算出に設定しました。
次に、検証用ブログにインフィード広告を実装しました。5つ目と4つ目の記事の見出しの間に表示されている広告がそれです。違和感しかありませんね。ちなみに高さを調節すると、広告画像の下に余白が出来てしまい、それはそれで違和感がありました。
広告のデザインをCSS(サイトのデザインを設定するファイル)で変更すれば自然に溶け込む形には出来ますが、どこまで自分の手で変更を施していいのかという問題があります。広告というのは基本的にユーザーがあれこれ手を加えるのはNGです。
広告管理画面からの操作でこのブログのデザインにマッチングさせるには、今出来る範囲だとこれくらいが限界です。これなら従来のレスポンシブ広告を貼り付けた方がいいですね。まだテスト段階なのでなんとも言えませんが、シンプルなデザインのブログでなら導入してもいいかもしれません。
WordPressで記事一覧の途中に広告を挿入する方法
<?php $ad_count = 0; ?>
<?php if(have_posts()): while(have_posts()): the_post(); ?>
<!-- if($ad_count == X): のXを変更する事で、挿入位置を変更 -->
<?php if($ad_count == 1): ?>
<!-- この位置に広告コードを貼り付け -->
<?php endif; ?>
<?php $ad_count++; ?>
外観 → テーマの編集 → index.phpファイルを選択し、while(have_posts()を検索します。記述を見つけたら、その前後に上記のようにコードを追加すれば、記事と記事の間にコンテンツを挿入出来ます(作業を行う前に、一時的にメモ帳にコピペでもいいので、必ずバックアップを取ってください)。
WordPress以外のブログでは勝手が違うので、無料ブログなどでは今説明したやり方は参考にしないでください。
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