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ウェブデザイン技能検定2級受験レポート 学科試験編

ウェブデザイン技能検定|資格試験

 

公式では平成28年第4回試験という括りになっていますが、実際に試験が行われたのは平成29年2月でした。3ヶ月前に3級試験を受けた時と同じ試験会場という事もあり、滞りなく会場に到着する事が出来ました。

会場に着いたのは受付開始時間よりも30分早い午前9:00。ちょうど会場入口に試験官の方が居り、「まだ早いですよね」と伺った所、大丈夫ですよと会場内に入れてもらえました。おかげで受付開始時間まで暖房の効いた待合室で勉強する事が出来ました。

 

受付手続きを挟み、蔑ろにしていたWCAG2.0やVDT作業ガイドラインを流し読みしているとすぐに試験説明時間の10:00になり、待合室から学科試験会場へ移動しました。今回この会場で2級試験を受けるのは、私を含め5名に満たない人数でした。

試験時間は10:30~11:30の1時間。2級の学科試験は40問出題で70点が合格ラインとなります。点数配分は分かりません。1問2.5点と考えると12問まで間違えられる事になりますが、12問不正解に踏みとどまったものの不合格という話も聞くので侮れません。

かなりの数の過去問題をこなしてきたつもりですが、それでも実試験では初めて見るような問題が多かったので、学科試験の結果をお話する前に、それらの問題をピックアップして紹介します。実試験のように問題に臨める形にしてあるので、もしよかったら挑戦してみてください。

 

正誤問題では正しいものには1、正しくないものには2で解答してください。

 

第1問

HTML5において、td要素のrowspan属性は廃止されている。

2

rowpan=”3″ colspan=”3″
2-2 2-3 2-4
3-2 3-3 3-4

rowspanは縦方向にセルを連結、colspanは横方向にセルを連結させる属性です。

いきなり見覚えのない問題が来て焦りました。どちらの属性がどの方向にセルを連結させるのかは覚えていませんでしたが、rowspanがセルを連結させる属性というのは分かったので正解出来ました。

 

第2問

CSS2.1の仕様では、単位「px」は「相対単位」に分類されている。

2

本日公式サイトで公開された解答と答え合わせをしていて、「えっ」と思った問題です。学科試験は時間一杯使って何度も見直したのですが、『pxは絶対単位』という考えしか頭になく、2の答えを最後まで疑う事なく解答用紙を提出しました。

しかしその後、問題用紙を広げて今まさに昼食を取ろうという段階になって、『ピクセルは画面解像度によって変わるからpxは相対単位なのではないか?』という考えが浮かびました。検索をかけてみると、やはりpxを相対単位指定として紹介しているサイトが検索上位にありました。

その時は『何故今になって思い出したのか』と落ち込みましたが、結果的にそれによって点数を拾う形になりました。CSSの仕様的にはpxは絶対単位に分類されているのでしょう。

ただ、改めて調べてみるとpxを相対単位と明言した上で紹介しているサイトは多く、この問題で点数を落としてしまった人はやりきれないだろうなと、そう思えてなりませんでした。

 

第4問

ネットワークアクセス制御技術の一つであるアプリケーションゲートウェイは、HTTPやFTP、SMTPなどのアプリケーションプロトコルに基づいて、アプリケーションレベルでサービス利用の可否などの制御を行う。

1

アプリケーションゲートウェイはファイアウォール機能の一つです。同じくファイアウォール機能の一つであるパケットフィルタリングに関する問い掛けは過去問題で何度か目にしましたが、アプリケーションゲートウェイに関する出題は皆無でノーマークでした。

機能説明がストレート過ぎて怪しいと感じながらも、正しいと解答したところ正解でした。

 

第6問

「特定商取引に関する法律」(特定商取引法)において、インターネットショッピングやインターネットオークションは、訪問販売や電話勧誘販売と同様に、クーリング・オフが適用される

2

Amazonで買った製品が不良品で、返品・交換対応してもらった事が何度かあるので、てっきりクーリング・オフが適用されるのかと思っていました。業者がクーリング・オフ対応をする方針を採っていても、法律上はネットショッピングにおいてクーリング・オフ制度は適用されないそうです。よく考えればネットオークションで落札された品の返品が許されるシステムなら、そんなの出品者はやってられませんよね。

サービス問題の類かもしれませんが間違えてしまいました。

 

第7問

label要素を使わずに、その代わりとしてplaceholder属性を使うことは、アクセシビリティおよびユーザビリティの観点から推奨されない。

1

<input type="text" placeholder="テキストエリアです">

 

「label要素を使わずに」の一文で、直感的にアクセシビリティを損ないそうだなと感じました。ブラウザによってplaceholder属性の扱いが異なる点も知っていたのでこの問題は正解出来ました。

参考リンク: 入力フォームのプレースホルダを使ってはいけない

 

第19問

WPA2の説明として適切なものを、以下より1つ選択しなさい。

  1. 双方向の無線通信を実現するための手法の一つであり、通信経路の周波数帯を二つに分割し、同時通信を可能とする方法である。
  2. 双方向の無線通信を実現するための手法の一つであり、通信経路を時間軸で細かく区分し、送信と受信を高速に切り替える方式である。
  3. 暗号化にはRC4が採用されていて、暗号キーの生成は単純であるため、暗号の解読は比較的容易となる。
  4. 強力な暗号技術であるAESを採用しているため、暗号キーの生成方法は複雑であり、暗号の解読は現状では不可能とされている。

4

WPA2が無線LANの暗号化通信という事も、採用している暗号化技術がAESであるという事も、その暗号化が強力であるという事も知っていましたが、「解読が不可能」なほど強力なのか疑問に思い、長い時間手を止めてしまった問題です。

紆余曲折を経て4を選択し正解しましたが、選択肢1と2の内容を寄せて、あたかもそのどちらかが正解である事を匂わせているあたり、意地の悪い問題だと思いました。

 

第23問

WCAG2.0において、支援技術を用いることなくテキストを200%までサイズ変更できることが求められているが、その例外とされているものはどれか。以下より1つ選択しなさい。

  1. キャプション
  2. 表のセル内のテキスト
  3. small要素内のテキスト
  4. フォーム部品内のテキスト

1

学科試験前にWCAG2.0の日本語訳を流し読みしていた事もあってか、問題文を読んでパッと頭に浮かんだのがキャプションで、最初は選択肢1を解答用紙にマークしました。

しかし、この後にフォームの部品に関する問題があり、そこで「問23の答えはフォーム部品内のテキストなのではないか?」と考えてしまい、マークを1から4に変更しました。

結果この問題は落としました。仮にその時マークを変更していなくても、キャプションが答えである理由は分からなかったので、何度もやった見直しの過程で選択肢4に変えていた事でしょう。

キャプションは見出し、説明文の意ですが、今も何故これをテキストサイズ変更の例外としているのかはっきりとした理由は分かりません。元より目立つように記載する必要があるテキストだからでしょうか?

 

第25問

WCAG2.0において、テキストに必要な最低限のコントラスト要件の例外となるものはどれか。以下より1つ選択しなさい。

  1. alt属性の指定されているフォームの部品
  2. name属性の指定されているフォームの部品
  3. value属性の指定されているフォームの部品
  4. disabled属性の指定されているフォームの部品

4

<input type="text" value="テキスト入力不可" disabled>

disabled属性が設定されたフォーム部品は使用不可能になります。あるフォーム部品に入力があったら、それに伴いJavaScriptでdisabled属性が設定されたフォーム部品を有効に・・・といった感じで使われます。

そこまで理解していた上で選択肢4を選びましたが、公式サイトで正当が発表されるまで正解している自信は全くありませんでした。

 

第26問

ruby要素が使用可能なXHTMLはどれか。以下より1つ選択しなさい。

  1. XHTML1.0 Strict
  2. XHTML1.0 Transitional
  3. XHTML1.0 Frameset
  4. XHTML1.1

4

文書型 説明
Strict 推奨されていない要素や属性は使用できません。
Transitional 推奨されていない要素や属性を使用できますが、フレームのみ使用できません。
Frameset 推奨されていない要素や属性(フレーム含む)をすべて使用できます。

文書型Transitionalで使用出来ないフレームとは、ウィンドウを分割するframe要素の事を指し、コンテンツを埋め込むiframe要素は使う事が出来ます。

 


上の表は試験日直前に自分で打ち込んで記事に組み込んだものなので、それぞれの文書型の特徴は頭に残っていました。XHTML1.1は、XHTML1.0の改訂版で、モジュールベース化が図られたXHTMLです。XHTML1.0 Strictとほぼ同じです。というFOM出版の過去問題集の解説と共に。

ruby要素がテキストにルビを振る要素という事も分かっていました。

なので、おそらく答えはXHTML1.1だろうと思いつつも、頭に残っていた「XHTML1.1はXHTML1.0 Strictとほぼ同じ仕様」の説明が引っ掛かり続け、最終的に選択肢3を選んで不正解でした。

 

第30問

VDT作業における留意点として不適切なものを、以下より1つ選択しなさい。

  1. ディスプレイとおおむね100cm以上の視距離が確保できるようにし、この距離で見やすいように必要に応じて適切な眼鏡による矯正を行うこと。
  2. ディスプレイの上端が作業者の眼の高さとほぼ同じか、やや下になる高さにすることが望ましい。
  3. ディスプレイは作業者にとって好ましい位置、角度、明るさ等に調整すること。
  4. ディスプレイに表示する文字の大きさは、小さすぎないように配慮し、文字高さが概ね3mm以上とするのが望ましい。

1

ディスプレイとの距離100cm以上はさすがに遠過ぎると思いましたが、そこまでおかしな事も言っていないので少し迷いました(正解を選ぶ事は出来ました)。

VDT作業ガイドラインを確認すると、「(ディスプレイの位置は)おおむね40cm以上の視距離が確保できるようにし、この距離で見やすいように必要に応じて適切な眼鏡による矯正を行うこと。」とありました。

確保する視距離が40cm以上100cm未満という風に指定されていないのだから、選択肢1を不適切と言うのはどうなんだろうという気もします。

 

第32問

著作権に関する内容として誤っているものを、以下より1つ選択しなさい。

  1. アイディア自体は著作物には該当しないが、アイディアを解説した解説書は著作物に該当する。
  2. 無料でダウンロードできるフリーソフトは著作物に該当しないが、市販されているアプリケーションソフトは著作物に該当する。
  3. インターネットサービスプロバイダ等のサーバ管理を業とする者は、サーバの障害発生時における復旧を目的とする場合、そのサーバ内の著作物を含むデータをバックアップすることが認められる。
  4. 新聞や雑誌に掲載された時事問題に関する論説は、利用を禁ずる旨の表示がない限り、他の雑誌に転載することができる。

2

最初見た時、「無料でダウンロードできるフリーソフトは著作物に該当しない」の文が間違いである事は確信に近い形で分かったのですが、後半の文章が合っている事、また、選択肢4も誤りに見えた事から、最終的に選択肢4にマークしてしまいました。

あまりにも露骨過ぎる引っかけ問題で好感が持てません。仮に正解していても同じ感想だったと思います。

 

第33問

ウェブサイト内の中心となる画像を意味する用語はどれか。以下より1つ選択しなさい。

  1. カラーチャート
  2. キービジュアル
  3. ワイヤーフレーム
  4. ムードボード

2

キービジュアルだろうと思いそれを選択しましたが、聞き覚えの無い言葉が混じっていたので不安でした。

ムードボードとは言語化できない要素をビジュアルで表現する手法との事です。

 

第35問

管理しているウェブサイトで「503 Service Temporarily Unavailable」というエラーが出た場合の対処として、不適切なものはどれか。以下より1つ選択しなさい。

  1. サーバを増設する。
  2. キャッシュなどを用いてサイト内ファイルのリクエスト数を減らす。
  3. 該当のURLにファイルがアップロードされているか確認する。
  4. ユーザのアクセス時期が分散するコンテンツを検討する。

3

ステータスコード500番台はサーバエラーです。503エラーはサーバに過負荷が掛かっていてアクセスに対応出来ない状態となります。

そこまで分かっていましたが、選択肢1を選んで不正解でした。そうです、散々このミスだけは絶対にやらないとブログで言っていた、問題文の【不適切】を【適切】と履き違えるミスをやってしまいました。

 

第38問

HTML5において、文法的にbody要素の直接の子要素として配置できない要素はどれか。以下より1つ選択しなさい。

  1. a要素
  2. em要素
  3. img要素
  4. figcaption要素

4

figcaption要素はfigure要素の中に配置します。figure要素は自己完結しているコンテンツを囲い、figcaption要素でそのコンテンツの見出しや注釈を付ける事が出来ます。

正直使った事のない要素ですが、意味を理解した上で正解する事が出来ました。

 

第40問

CSSを用いて色を表現する場合、何種類の色の指定ができるか。正しい数を以下より1つ選択しなさい。

  1. 216種類
  2. 4096種類
  3. 2097152種類
  4. 16777216種類

4

フルカラーの色数が分かれば難しくありませんが、色に関する出題としては過去に類を見ない問題文だったので少し面食らいました。

 

結果は40問中35問正解でした。さすがに安全圏でしょう。

しかし、解答ボタンを押して解説エリアを全部開いてもらえば分かりますが、公式サイトで解答が発表されるまでは「もしかしたら合格点に届いていないんじゃないか」という気持ちが常にあり、気が気じゃありませんでした。

今回、「そんなの知らないよ」と言いたくなるような難しいコード系の問題が出題されなかった代わり、変化球を多く投げられた印象です。悪い言い方をすれば捻くれた問題が多かったと思います。

とはいえ、上に挙げた問題以外は、過去問題で見た事がある、もしくは過去問題で得た知識で容易に解ける問題だったので、いつも通り3~4割程度の合格率に収まるのではないかと予想します。

 

反省点はなんといっても問35。問題文の【不適切】と【適切】の履き違えだけは絶対にしないと言っておいてそれをやってしまったので、合格点を取っているとはいえ自己嫌悪が半端ないです。隠蔽したいレベルの失点ですが、もしこの失敗がこの記事を見ている方の点数に繋がる事があればと思い、包み隠さず過ちを晒しました。

 

学科試験についてはこのくらいでしょうか。実技試験のレポートは次の記事でさせていただきます。

 

ウェブデザイン技能検定2級受験レポート 学科試験編

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